来夏に延期された東京五輪柔道女子70キロ級代表の新井千鶴(26)らが所属する三井住友海上(本社・東京都千代田区)が、YouTubeに「一緒にラジオ体操」動画を公開した。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、外出自粛や在宅勤務などによる運動不足を危惧した所属アスリートが4月下旬から「今できること」を模索し、健康増進を目的としたラジオ体操の動画制作を企画した。

女子柔道部から東京五輪代表で17、18年世界女王の新井のほか、19年グランドスラム・大阪大会57キロ級金メダルの玉置桃(25)、19年ワールドマスターズ大会63キロ級金メダルの鍋倉那美(23)らが出演。その他、16年リオデジャネイロ・パラリンピック女子マラソン(視覚障害)銀メダルの道下美里(43)ら総勢37人が参加した。

今月4日にアップされた動画には、トップアスリートたちが元気に楽しく、真剣にラジオ体操に取り組む姿が撮影されている。映像最後には、新井と道下が「明るく笑顔で頑張りましょう」と呼び掛けている。