柔道代表の異端児・向翔一郎が金メダル宣言「全世界に柔道を教えたい」

オンライン取材に応じる向翔一郎

東京オリンピック(五輪)柔道男子90キロ級代表の向翔一郎(25=ALSOK)が、異端児らしさを取り戻した。

28日、オンライン取材に応じ、1カ月後の初の大舞台に向け「自分の感覚を研ぎ澄ませて楽勝で優勝したい。全世界に柔道を教えてあげたい」と自信満々に金メダル宣言した。昨年6月のSNS問題で多くの関係者に迷惑をかけたことで、精神的ダメージを受け、柔道も慎重になり国際大会で結果を残せずにいた。五輪は試合日に「勝ったやつが強い」と開き直り、「いい子になるのはやめた。自分が目立つのは畳の上。精神が安定していれば負けることはない」と胸を張った。男子代表の井上康生監督は「感受性が高いのでその心持ちを大事に、我々がしっかりサポートしたい」と話した。