【柔道男子66キロ級】初夢舞台の阿部一二三、準決勝でロンバルドと激突

阿部一二三(2019年11月22日撮影)

東京五輪の柔道の組み合わせ抽選が22日、オンラインで行われた。開会式翌日の24日に男女軽量級から始まり、日本選手団金メダル1号の期待が懸かる17年世界選手権女子48キロ級覇者の渡名喜風南(25=パーク24)は順当に勝ち上がれば、準決勝で美人柔道家として知られる18、19年世界女王のダリア・ビロディド(ウクライナ)と対戦する可能性が高い。男女の注目5階級の見どころを紹介する。

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【男子66キロ級】

17、18年世界王者の阿部一二三は、勝ち上がると準決勝で19年GSパリ大会で敗れたロンバルド(イタリア)と激突。対戦成績は1勝1敗だが、昨年12月の丸山城志郎との五輪代表決定戦を経て柔道スタイルに厚みが増した。今年4月のGSアンタルヤでは得意の担ぎ技を警戒され、腰の引けた相手を小内刈りで仕留めた。コロナ禍で柔道の幅を広げた23歳は「圧倒的な柔道で勝つ」と、自信を持って初の夢舞台へ臨む。