全日本空手道連盟(全空連)の新たな選手強化委員長として、「世界一美しい形」と称された宇佐美里香氏(35)が最有力候補として挙がっていることが22日、関係者への取材で分かった。同職を長く務めた香川政夫氏は、竹刀を用いた練習で東京オリンピック(五輪)代表の植草歩を負傷させたとして先日解任された。

宇佐美氏は12年世界選手権大会(フランス)の個人形で優勝し、全日本選手権を5度制覇。13年に現役引退し、現在は日本代表のコーチを務めている。

選手強化委員長の後任は、来月中旬の理事会で決まる見通し。宇佐美氏が就任すれば、全空連では女性として初の強化トップ誕生となる。