東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)は17日、新型コロナウイルスの自粛から徐々に再開する各スポーツ団体の競技大会について、慎重な姿勢を崩すべきではないとの考えを示し、警鐘を鳴らした。菅内閣で入閣した萩生田光一文科相と橋本聖子五輪相との会談内で語った。

森会長は「オリンピック前だから(大会を)『やりたい、やりたい』となりがちだが、慎重にならないと。(大会再開を)焦って(感染状況が)大変なことになり、東京大会に波及しないかという心配はある」と述べた。