東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は22日、東京・中央区の組織委オフィス(晴海トリトンスクエア)に勤務する30代の男性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。組織委で感染者が確認されたのは初めて。前日21日夕に陽性反応が出た。軽症で現在は自宅療養しているという。
組織委によると、当該職員の最終出勤日は16日。17日午後から倦怠(けんたい)感があり、18日に嗅覚に違和感を感じたため保健所に相談。20日にPCR検査を受けた。体温は36・5度と平熱だったが、せきが少し出たという。勤務シフトは出社とテレワークの半々で、発症2週間前に接触のあった数名を自宅待機としたが、ほかに体調不良を訴える職員はいない。勤務フロアは閉鎖して消毒する。当該職員は、森会長や武藤事務総長らが執務する棟とは別の棟が職場だったため役員との接触はなかった。
組織委は東京都や国、民間企業などからの出向者を中心に現在3803人で構成されている。1月に感染症対策の専門医師を招き、2月4日に新型コロナ対策本部を設置。政府の緊急事態宣言を受け、今月から9割以上の職員を在宅勤務とするなど感染症予防には力を入れていた。同じビルに入居する民間企業では既に感染例が出ていたが、3月27日が最終出勤日だった。