東京五輪(オリンピック)聖火リレーの実施市区町村・セレブレーション会場発表会が15日、東京・晴海の大会組織委員会オフィスで発表された。布村幸彦副事務総長が登壇。来年3月25日に福島・Jヴィレッジからスタートし、全国859市区町村を回る当初計画を維持すると表明した。
東京五輪の延期に伴い、組織委は各都道府県の実行委員会とルートを再調整。一部の通過順や、各日のゴール地点で行うセレブレーションの実施会場は一部変更した。
被災3県と東京から、フェンシング元日本代表の千田健一氏(44=宮城・気仙沼市)らがリモートで招待された。聖火ランナーにも選ばれている千田氏は「五輪もリレーも延期になり『大丈夫かな』という思いは正直あった。何とか開催してほしいと今でも思っているし(走者の権利が維持される)来年も、被災地の代表として感謝の気持ちを持って走りたい」と話した。
1964年の東京五輪でも聖火ランナーを務めた遠藤良宏氏(75)も「延期当時は車に乗せて聖火を運ぶ案もあったようで落胆したが、その後、従来通りと聞いてホッとしたことを覚えている。2度目の参加について、問い合わせがたくさんあった。50年ぶりに電話をくれた人も2人いて、皆さん関心を持っているんだなと感じた」と語った。
布村副事務総長は「希望の灯火が走り続ける121日間にしたい。約1万人の方々に走っていただく予定で、基本的には延期前と同じ方々に、できるだけ走っていただく。ご本人の健康管理をはじめ、待機場所などの社会的距離確保、地域住民の方々の安全確保も大きなテーマになる」。車列の数を減らすなど簡素化にも取り組んできたことを紹介し「来年もしっかりとした感染症対策を行っていく」と約束した。
司会は、08年北京五輪の女子水泳背泳ぎ代表で、組織委広報局係長の伊藤華英さん(35)が務めた。