五輪酒類提供のアサヒビールへの違約金は「発生することはない」と武藤氏

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は23日、競技会場内における酒類の販売について前日の説明から一転、販売中止を発表した。前日までは「過度な飲酒はお控えください」との内容でガイドラインを示すよう調整していた。会見した橋本聖子会長(56)は「国民が少しでも不安に思うなら断念すべきだと思った」と語った。

東京大会の酒類提供のスポンサーはアサヒビールだが橋本氏は「アサヒビールさんにも大変なご心配をいただいていた。私どもの判断に同意をいただいている」と語った。

会場で酒類を販売できなくなったアサヒビールに対し、スポンサー料の一部返金や違約金が発生するか問われ武藤敏郎事務総長は「発生することはないと考える。もともとアサヒビールさんは販売権を持っているわけではない。供給権を持っていた。アサヒビールさんも今回の決定には全く同じ同意見なので(違約金などの発生は)ないと思う」と述べた。