東京五輪 閉会式は46・7%の高視聴率 瞬間最高は49・8%

東京五輪平均視聴率BEST15

NHK総合で8日に放送された、東京オリンピック閉会式(午後7時58分)の世帯平均視聴率が46・7%(関東地区、速報値)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。

夏季大会の閉会式では、1972年(昭47)ミュンヘン大会の46・9%に次ぐ数字。瞬間最高は午後8時46分の49・8%で、東京スカパラダイスオーケストラの演奏を背景にダンサーらが「東京の公園で思い思いに過ごす人」を表現したパフォーマンスの場面だった。

なお、1964年(昭39)東京大会の閉会式は63・2%を記録している。

夏季の直近5大会の閉会式は、04年アテネ大会が6・8%、08年北京大会が25・1%、12年ロンドン大会が11・6%、16年リオ大会が7・5%(数字はNHK総合、リオ大会のみEテレ)。今大会の開会式の平均視聴率は56・4%だった。

式典では、宝塚歌劇団の現役タカラジェンヌ20人が君が代を斉唱。ソプラニスタ岡本知高が「オリンピック賛歌」を英語で歌唱した。

アスリートをもてなす音楽パートでは、東京スカパラダイスオーケストラが坂本九さんの「上を向いて歩こう」やLiSAの「紅蓮花」などを演奏。Creepy NutsのDJ松永によるDJプレーなども披露された。

クライマックスに登場した女優大竹しのぶは、子どもたちと童話作家宮沢賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」を歌った。