<東京パラリンピック:車いすバスケットボール・日本61-55オーストラリア>◇男子準々決勝◇1日◇有明アリーナ
日本が初のベスト4進出を決めた。同点で迎えた第2クオーター(Q)で、ベテランの香西宏昭が得点を量産。後半にも堅い守りを発揮してリードを広げると、第4Q途中に2点差まで追い上げられたが、18年世界選手権3位の強豪を振り切った。
両チーム最多20得点を挙げた香西は「みんながアタックして、僕がシュートを打てる場面をつくってくれた。チーム全員で取った得点」と仲間に感謝。初のベスト4進出については「ここまで来たことが過去にないので、まだ実感がわかない」と率直に話した。そして勝利直後も淡々としていたことについては、「豊島とも話したけれど、喜び方が分からなくて。でもまだ目標(メダル獲得)を達成していないし、次に向かっているのだと思う」と打ち明けた。
鳥海連志は終盤の大事な局面でスチールからシュートに持ち込むなど15得点をマーク。藤本怜央も14得点を挙げた。
5大会連続出場の日本は、1次リーグ4勝1敗2位で決勝トーナメントに進出していた。3日の準決勝では世界選手権金メダルの英国と対戦する。京谷監督は、「簡単な相手ではないがこちらには勢いがある。真っ向勝負したい」と力を込めた。【奥岡幹浩】