ボッチャ日本団体、準決勝でランク1位タイに敗れ3位決定戦へ

チーム準決勝 日本対タイ タイに敗れ3位決定戦に回る杉村(手前)らチーム日本代表(撮影・河田真司)

<東京パラリンピック:ボッチャ>◇チーム(脳性まひ)◇4日◇有明体操競技場

ボッチャのチーム(脳性まひ)準決勝で、世界ランキング2位の日本が前回リオデジャネイロ大会金メダルで同1位の強豪タイに、3-8で敗れた。リオ大会決勝でもタイに敗れ、銀メダルとなっている。3位決定戦に回り、リオに続くメダル獲得を目指す。

個人金メダルの杉村英孝(39)広瀬隆喜(37)中村拓海(23)の布陣で臨んだ。第2エンドはタイに一挙5得点を許した。個人銀メダルのワッチャラポン・ウォンサを中心に組んだタイに続々と正確なショットを決められる中、エース広瀬隆喜(37)が思わず天を仰ぐ場面もあった。第4エンドで2点を返し、最終第6エンドは中村と藤井友里子(48)が入れ替わった。総力戦もタイの精度の高いプレーを上回ることができなかった。

日本は予選リーグ最終第4戦で世界ランキング3位のブラジルに勝つなど、3勝1敗でB組1位で通過。杉村は準決勝進出を決めた際「4人で力を合わせて勝ち抜きたい」と意気込んでいたが、悲願の金メダルまであと1歩及ばなかった。