ドイツ五輪代表、人種差別的行為でホンジュラス戦を試合途中で放棄

東京オリンピック(五輪)のために来日中の同ドイツ代表は17日、同ホンジュラス代表と親善試合を行ったが、DFジョーダン・トルナリガが相手選手から人種差別的行為を受けたため、試合を途中で放棄した。ドイツ連盟が発表。AP通信などが報じている。

選手は残り5分でピッチを去ったが、クンツ監督は「選手の1人が人種差別を受けた場合、プレーを続けることはできない」と語っており、チームの総意だったようだ。さらに同監督は「彼は繰り返し人種差別的虐待を受け、ひどく動揺していた」「容認することはできない。我々は選手を守る」とした。

トルナリガの所属クラブであるヘルタも「正しい決断」と支持した。

クンツ監督によると、その後、ホンジュラスのチーム全員がベンチにやって来て謝罪。「それで問題は終わった」と、これ以上問題を大きくするつもりはなさそうだ。主将のアーノルドはチーム内でも話し合いがなされ、トルナリガ本人の意向もあった旨を明かしている。

23歳のトルナリガは、元ナイジェリア代表FWでドイツのクラブでもプレーしたオジョコジョ・トルナリガの息子。2020年にもドイツ杯で相手ファンから人種差別的行為を受けたことがあったという。

ドイツは22日にブラジルとの初戦を迎えるが、このホンジュラス戦がその前の最後の親善試合だった。