「日本もプレッシャーを感じたと思う」NZ進撃止まるも監督は手応え

日本対ニュージーランド PK戦でニュージーランドのカカーチェは日本GK谷に止められる(撮影・横山健太)

<東京オリンピック(五輪):サッカー・日本0-0(4PK2)ニュージーランド>◇男子準々決勝◇31日◇カシマスタジアム

2大会ぶり3度目の五輪出場となるニュージーランドの快進撃は8強でストップした。日本を相手に途中で主将のDFリードをけがで欠きながら、延長を含めて120分間の激闘を演じた。最後はPK戦で2-4で涙をのんだが、ヘイ監督は手応えも口にした。「日本の映像は何度も見たし、彼らは今大会、フランスに4-0で勝つなど全勝できていた。センターバック2人と6番(遠藤)を通してビルドアップすることが多いから、彼らをなるべくプレーに関わらせないようにしようと。時間の経過とともに日本もプレッシャーを感じたと思うし、フラストレーションを抱え、ナーバスにもなったと思う」と話した。

今大会では初戦の韓国戦に1-0で勝利し、五輪初白星。同国サッカーの歴史もつくった。MFベルは「チームメートたちを誇りに思う。これが8日間(実際には10日間)で4試合目だというのに、日本という素晴らしいチームを相手に120分間、100%の力を出し切った。それが我々のチームを表していると思う」と胸を張って会場を後にした。