三好康児は世界との差痛感「銅メダル取るか取らないか」メキシコ戦で集大成

日本対スペイン 延長前半、激しく競り合う三好(撮影・河野匠)

<東京オリンピック(五輪):サッカー・日本0-1スペイン>◇男子準決勝◇3日◇埼玉スタジアム

延長前半からMF久保建英と変わって、ピッチに立ったMF三好康児は、世界との差を痛感した様子だった。「決めるか、決めないか。1点取るか、取らないか。0に抑えるか、抑えないか。その差」と答えた。

一方でメダルのチャンスは残されている。3位決定戦の相手は、1次リーグでも戦い、勝利したメキシコ(2-1)。「目標は金だった。そこの悔しさはある。だけど、最後勝って終わることが大事。銅メダルを取るか、取らないか。集大成を見せるためでも、勝って終わることを見せたい」とつかみに行く。

◆日本のメキシコ戦 五輪本大会では2-1で競り勝った今大会の1次リーグ第2戦を含めて3度対戦し、2勝1敗と白星先行。68年メキシコ五輪の3位決定戦で初めて対戦し、FW釜本が前半20分に先制すると、同40分にも追加点を挙げて2-0で勝利。エースの活躍で日本は悲願の銅メダルを獲得した。12年ロンドン五輪準決勝ではウェンブリー競技場で対戦。前半12分にFW大津の得点で先制したが、その後3点を失い、1-3と逆転負けした。