楢崎智亜、全完登も2位「この負けも生かし本番に」

決勝で第4課題を成功させ、ガッツポーズを見せる楢崎智(撮影・菅敏)

<スポーツクライミング:ボルダリング・ジャパンカップ>◇31日◇東京・駒沢屋内球技場◇男子決勝◇無観客開催

楢崎智亜は3年連続の2位に終わったが、東京オリンピック(五輪)に向けて充実感をにじませた。

決勝は全4課題完登したものの、トライ数の僅差で藤井に敗れた。「優勝は逃したけど全体的な登りの感じは悪くなかった。この負けも生かして本番につなげたい」と気持ちを引き締めた。日本代表の安井ヘッドコーチも「状態は問題ない。器用すぎる分、壁を登る時にさまざまな選択肢があるため、(コース選択に)迷いがあったのかと思う」と話していた。