「イチロー、ショウヘイ・オオタニ」スペインが野球をテーマ Aスイミング

野球の帽子風のキャップをかぶって登場したスペインのペア(ロイター)

<東京オリンピック(五輪):アーティスティックスイミング>◇3日◇デュエット予選テクニカルルーティン◇東京アクアティクスセンター

スペインが野球をテーマにした演技を披露して、話題を呼んでいる。

野球帽に見立てた青いキャップをかぶり、青い水着にそれぞれ「20」と「20」の背番号を入れて、2020年に開催されるはずだった今大会を表現した格好で、登場時から異彩を放っていた。投球フォームをまねた動きからプールに飛び込むと、場内アナウンスでウグイス嬢が読み上げるような「1番、センター、背番号9」と音声が流れた。さらに演技中には日本のアナウンサーが過去に実況したと思われる「イチロー一塁蹴って、二塁を蹴って、快足飛ばして三塁蹴って、イチローの打球が戻ってきました」などの音声が流れ、「マツイ」「ショウヘイ・オオタニ」と、松井秀喜や大谷翔平の名前も流れた。

スペインのペアによると、野球をテーマにした理由について「日本でとても人気のあるスポーツだから」と説明した。特に参考にしたのがメジャーリーグ・エンゼルスで活躍する大谷で、今季の活躍については「信じられないほどです。ゲームにおけるプレーヤーの全ての役割を担っていますよね」と称賛した。