東京五輪の聖火が宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した20日、東日本大震災被災3県(宮城、岩手、福島)で行われる「復興の火」としての聖火展示が宮城県石巻市からスタートした。

強風で“親火”のランタンの聖火が2度消えるハプニングもあったが、新型コロナウイルス感染拡大がいまだ収まらない状況に関係なく、聖火を一目見ようとする人々の長い行列ができた。

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「復興の火」展示にあたり、開場前に公園内の施設で、大会組織委員会森喜朗会長、橋本聖子五輪相、田中和徳復興相、宮城県の村井嘉浩知事らが出席して記念セレモニーが行われた。橋本氏は「東京五輪の重要な柱の1つが復興五輪。復興の火として展示されることは感慨深い」とあいさつ。森氏は「何としても(開会式の)7月24日から実現したい」と予定通りの開催をアピールした。