【トークショー&問答】DeNA伊藤光×伊勢大夢 横浜の温泉でしっぽり7635文字

DeNA伊藤光捕手(33)と伊勢大夢投手(24)が12月16日に、横浜市の「天然温泉SPA EAS」でトークショーを行いました。今季16年目を迎えるベテラン捕手と、中継ぎとして昨季大ブレークした「伊勢大明神」。セ・リーグ2位と躍進した2022年シーズン、チームをけん引した2人が、野球やプライベート、ファンからのQ&Aまで語り尽くしました。

プロ野球

「調子乗ってた」21戦連続無失点

――今回は温泉施設でのトークショー。こういうトークショーはやったことありますか

伊藤初めてですね。

伊勢僕もないです。初めてです。

――貴重な機会ですね。ちなみに温泉はお好きですか

伊藤僕は、もう好きです。シーズン終わればまず体を癒やしに行っているので、結構好きです。

伊勢僕もはい、好きだとは思います。あまり行くまで足が動かないので、そういうタイプなので。積極的には行かないと思います。

トークショーに参加する伊藤と伊勢

トークショーに参加する伊藤と伊勢

――そうなんですか。いろいろ今日は話を聞いていきたいと思ってます。まずはシーズンを振り返っていきたいと思います。伊勢投手はセ・リーグトップの71試合に登板、防御率1・72という素晴らしい成績でした

伊勢ここまでやれるとは個人としては思ってなかったですね。個人的にはよくできたシーズンだったと思います。

◆伊藤光(いとう・ひかる)1989年(平元)4月23日、愛知県岡崎市生まれ。明徳義塾から07年高校生ドラフト3巡目でオリックス入団。08年9月13日日本ハム戦で初出場。14年ベストナイン、ゴールデングラブ賞。18年にトレードでDeNAへ移籍。通算957試合、580安打、28本塁打、打率2割3分8厘。180センチ、83キロ。右投げ右打ち。

――オープン戦の時は調子が上がらなくて、そこからどう修正をしましたか

伊勢オープン戦の時、正直いつ2軍行ってもおかしくないと思っていたんですけど、シーズン始まってエスコバーも状態悪かったんですけど、シーズン始まってからが勝負だぞ、って言ってもらったので。それで始まった瞬間にスイッチが入った感じですね。

――そこからですか。21試合連続無失点もありました。投げていてどういう感覚でしたか

伊勢ちょっと野球なめ始めてましたね(笑い)。どうやったら点を取られるんだろっていう感覚まで至ったので。相当調子に乗ってましたね。

◆伊勢大夢(いせ・ひろむ)1998年(平10)3月7日、熊本県生まれ。九州学院では3年春夏に甲子園出場。明大ではリーグ戦通算22試合で4勝4敗、防御率2・89。3年夏に大学日本代表選出。19年ドラフト3位でDeNA入団。20年6月20日広島戦でプロ初登板。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。

――(伊藤)光さん、そんな伊勢さんですけど、どうでしたか

伊藤連続無失点やっている時は、キャッチャーの僕らの方がプレッシャーがかかってますし。でも、途中から記録が途絶えても、大夢(ひろむ)が出てくると、何とかしてくれる、っていうところもあったので。すごく頼りになる。より結果として示してくれたので。本当にきっかけになるシーズンだったんじゃないかと思います。

――大夢と呼んでいるんですね

伊藤はい(笑い)。そうなんですよ。

汗をぬぐう伊勢大夢。左は伊藤光=2020年3月

汗をぬぐう伊勢大夢。左は伊藤光=2020年3月

「光さん」と「ひろむ」

――どう呼んでいるか気になってしまって。普段は名字より下の名前ですか

伊藤そうですね。食事とか結構行くようになって。プライベートも仲良くなったんで、大夢と呼ばしていただいてるんですけど(笑い)。名字で呼ぶって結構違和感ないですか? 先輩なら分かりますけど、~さんとか。僕なんかはそう思っていて、伊勢っていうより、大夢の方がいいかなって。みんな大夢って呼んでますよ

――伊勢さんは大夢って呼ばれてるんですね

伊勢桑原さんとかが大声で「ひろむ!」「ひろむ!」って呼ぶから、みんなそれにつられて「ひろむ」になったんだと思います。

――桑原さんきっかけで

伊勢桑原さんはずっと1年目の時から言ってくれていたので、特徴的な声なのでみんなつられてなったんじゃないかと。

――そうですか。なるほど。ファンからは伊勢大明神と呼ばれてますけど、この呼び方は慣れましたか

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