【舞台裏】選手の最適解を模索「結果からの逆算」巨人データアナリスト・木村正太氏
ボールの速度や回転数、軌道などを高精度で計測できるトラックマンや、選手の動作映像を駆使し、選手の状態を可視化する巨人のデータアナリスト・木村正太氏(39)。04年にドラフト5位で巨人に入団した投手だった木村氏は現在、毎日1軍に同行し全投手の全投球を記録。現役時代の経験を生かし、選手にとっての最適解を模索しながら、投手陣に日々向き合っています。投手陣を支える木村氏の舞台裏に迫ります。
プロ野球
★「The Backstage」
ドラマは注目シーンだけが、見どころではありません。目立たないところにも、さまざまなストーリーが詰まっています。舞台裏で、記者が見て、聞いて、思った話をお届けします。
◆木村正太(きむら・しょうた)1986年(昭61)5月24日、岩手県一関市生まれ。南小2年時にスポーツ少年団で野球を始め、山目中では陸上の砲丸投げで県5位。一関一ではエースで4番、最速145キロの速球で春49年ぶり2度目の出場に貢献。04年ドラフト5巡目で巨人入団。09年は1軍で25試合登板の防御率3・38。その後は右ひじ痛などに苦しみ、1軍登板がないまま11年に現役引退。右投げ右打ち。
調子を崩さぬように、選手を支える
木村氏は現役を引退後、トラックマンがチームに導入された18年からデータ分析業務に携わっている。部署名は変遷し、現在は育成強化部データアナリスト(DA)チームとしてチームに同行している。
「育成強化部は3年前、2023年から。僕らみたいな存在はもっと昔からですけど。戦略室の中のDAチームっていう名前で活動したり、いろんな形に変わっている。相手の分析だけじゃなくて、自分たちのチームも分析して、戦略に役立てているのは18年からです」
投手だった木村氏は、昨年から1軍を担当。一昨年まで担当していたファームとは、同じデータアナリストでも役割が異なるという。
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