【巨人板東湧梧】迫る支配下登録期限、消えない焦りや恐怖といかに対峙しているか
焦りの中でも自らを見失うことはない。昨オフ、ソフトバンクから戦力外通告を受け、巨人に育成選手として加入した板東湧梧投手(30)。7月31日の期限が迫る中、残り3枠の支配下登録を懸命に追いかけています。6月18日時点で、2軍ではリリーフとして14試合に登板し、防御率2・45。今できることのすべてをコントロールし、己を磨き続ける右腕の現在地を追りました。
プロ野球
★板東湧梧が語った主な内容
- 焦りと向き合う「なくそうと思っても絶対に無くならない」
- 戦力外から再起 野球への純粋な想いを取り戻した経緯
- 150キロ復活へ フォーム改造で感じ始めた「線」の感覚
◆板東湧梧(ばんどう・ゆうご)1995年(平7)12月27日、徳島県生まれ。鳴門では3年春夏に甲子園出場。JR東日本を経て18年ドラフト4位でソフトバンク入り。20年7月14日オリックス戦でプロ初登板。21年はセットアッパーを務め、44試合で16ホールドを記録。25年オフに戦力外となり、巨人と育成選手契約を結んだ。182センチ、78キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1300万円。
夜の自己暗示 心身を整えるメンタルトレーニング
静まり返った夜の部屋。ベッドにあおむけになった板東は、静かに目をつぶる。頭の中で言葉に出すことなく、ただ己の身体に向けて心の中で暗示をかける。
「腕が重くなる、体が重くなる……」
時間はわずか1分から3分ほど。頭の中でグルグルと回り続ける焦燥感や思考を少しずつ減らし、深い睡眠へと身体を誘っていく。
「体調も崩しやすいので、自律神経を整えてリラックスするため、落ち着かせるためのスキルとしてやっています」
自己暗示によって心身をリラックスさせるためのメンタルトレーニング。メンタルコーチと密にコミュニケーションを取りながら、実践している内面へのアプローチである。
「マインドというのは昔から大切にしています」
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