カズと中田英寿から続く32年間 日本サッカー強みの団結力に個の力が追いついた
1988年の入社から40年近く、スポーツを取材してきた首藤正徳氏が執筆する、日刊スポーツの看板コラム「スポーツ百景」。
今回は、W杯北中米大会を舞台に「日刊スポーツ・プレミアム」バージョンとして随時、お届けします。
サッカー
中村敬斗のコメントに凝縮されていたもの
「優勝を目指す」という森保ジャパンの目標は決して夢ではないのだ。
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会1次リーグ初戦で、日本がW杯準優勝3度の強豪オランダに2-2で引き分けた試合を見て、あらためてそう確信した。
ブラジルやイングランドを撃破した最近の戦いぶりから拮抗した展開になることはある程度予想はしていた。それでも2度も先行されながら、その都度追いついたのはアッパレと言うほかない。W杯という大舞台で、しかも相手はあのオランダである。今の日本の分厚い底力を見た気がした。
強豪相手のこれまでの守備的な戦い方とは違っていた。がっぷり四つに組み、失点してもへこまず、相手の攻撃を受け切って、期待するゴールで追いつく。決定力不足と言われたのはいつの時代のことか。
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首藤正徳Masanori Syuto
1965年、大分市生まれ。
88年入社。ボクシング、プロレス、夏冬五輪、テニス、F1、サッカー、K-1など幅広いスポーツを取材。アントニオ猪木、マイク・タイソン、有森裕子、高橋尚子、岡田武史、フィリップ・トルシエらを番記者として担当する。
五輪は92年アルベールビル冬季大会、96年アトランタ大会を現地取材。08年北京大会、12年ロンドン大会は統括デスク。21年東京大会は五輪・パラリンピック担当委員。サッカーは現場キャップとして98年W杯フランス大会、02年同日韓大会を取材。
23年1月に退社してフリーに。現在は日刊スポーツの契約ライターのほかNPO法人スポーツネットワークジャパン企画編集委員、東日本ボクシング協会の評議員などを務める