113期の増田仁(33=広島)は警察官から競輪選手に転職した異色レーサーだ。安定した公務員を捨ててまで好きな道を選んだオールドルーキーだけに、話しぶりや考え方もしっかりしている。

「基本は先行。ただ、もう33歳だから若い選手みたいな先行をするつもりはない。そこは先輩の吉本(哲郎)さんに、乗り方やセッティングを教えてもらって勉強させてもらってます」。

まだ優勝こそないが、来期あたりブレイクしそうな魅力を感じる。「600メートルをいかに走るかが僕のテーマ。3日間、バックを取るレースをします」とやる気満々だった。