地元の元砂海人(29=奈良)が2日目のオープニング戦を制した。2分戦で、正攻法から悠々と押し切った。レース後は「地元で1着が取れて安心しました」と、ホッとした表情を見せた。

元砂は今開催に参戦している113期生で、唯一準決を外してしまった。それだけに「自分だけ取り残された感がありました」。ただこの日は冷静な運びが光った。「2分戦で、村松(俊弥)さんが中団から動いてこなかったし、誘導も最後まで使ってやろうと」。番手長沢道雄の援護も受け、ワンツーでのゴールが決まり「最終日も頑張りたい」と、前を向いた。