3R選抜戦は準決以上に注目されたカードだったかもしれない。

ライン戦は黒瀬浩一と小林裕司の南関101歳コンビだけで、5人が単騎戦。そんな難解レースを制したのは宮腰圭祐(33=福井)だ。打鐘過ぎから脇田良雄、森啓が仕掛けて、それを前受けの黒瀬が突っ張る。前団がもつれたところを2角最後尾から仕掛けて一気にまくり切った。「展開も向きましたね。危なくないようにイエローラインあたりを走った」と流れも味方につけての勝利に白い歯がこぼれた。

フレームは3カ月前に脇本雄太に譲ってもらったもの。「雄太のフレームが連れていってくれました(笑い)。ずっとセッティングが出てなかったけど、やっと当たりがついたかも」と収穫を得た。