吉元大生いまどき貴重な“競輪道”重視で快勝/高知

「ゴール前で100パーセントの力を出せた」と語る吉元大生が競走をともにした選手にドリンクを配る

<高知競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇初日◇18日

吉元大生(20=静岡)が予選4Rを逃げ切り、順当勝ちした。片山大輔-大石敏弘が続いてラインで決着した。

前検日からテーマはラインで決めること。打鐘過ぎに飛び出し「(上がり)タイムを出そうと思うと最終バックで全開。それじゃ、ラインで決まらない。徐々に踏み上げて、ゴール前で100パーセントの力を出すことができた」と吉元は満足そうに振り返った。

理想は9連勝での特昇だ。しかし「それを意識するとレースが小さくなる。長い距離を踏むレースを見せておけば、そのうち流れも向くから」と視点は先にあった。