寺沼将彦が弟2人のデビュー刺激に先行2着/宇都宮

突っ張り先行で2着に入った寺沼将彦(撮影・栗田文人)

<宇都宮競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇初日◇17日

寺沼将彦(27=東京)が力のあるところを見せた。

2分戦だった予選4Rでは、番手の高橋昇平にこそ差されたものの、打鐘で押さえてきた別線を突っ張り、最終ホームからのまくりも封じて2着。「突っ張り先行なんて1年ぶりぐらいですよ」と苦しい表情ながらも笑顔で振り返った。

7月に2人の弟、伊織と拓摩が115期生としてデビューしたことで「弟たちも頑張っているし、負けられない」と大きな刺激を受けている。

準決5Rも自力勝負。「(風邪で)前場所を休んだけど、調子は悪くなさそう」なら、2場所ぶりの決勝進出の可能性は十分だ。