落車で出遅れた黒滝大翔が上り調子に/宇都宮ミッド

村上貴彦とワンツーを決めて笑顔の黒滝大翔(撮影・岡田晋)

<宇都宮競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇初日◇22日

オープニングレースは栃茨コンビがワンツーを決めた。

単騎自在を宣言していた村上輝久が最初に仕掛ける。すかさず後位から阿久津浩之が踏み込むと、村上輝が番手に飛び付いた。

そのタイミングで117期の黒滝大翔(25=茨城)が仕掛けて先頭に躍り出た。最後はマークの村上貴彦にかわされたものの、2着で予選をクリアした。

黒滝は「阿久津さんが強かったけれど、合わされても行き切れて良かった」と、ホッとした表情。勝った村上貴は「500は初めてと聞いて、仕掛けるところだけ伝えていたが、予想以上の強さで抜けないかと思った」と相棒をたたえた。

ルーキーシリーズ初戦で落車。7月平塚の初日にも落車(7着)して負傷するなど出世は遅れているが、ここに来て状態は上向いている様子。準決の走りにも注目だ。