関根健太郎 G1制覇の郡司浩平が励み/小倉ミッド

連日元気いっぱいの走りを見せる関根健太郎(撮影・杉森洋一)

<小倉競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇2日目◇26日

特選で埼玉勢を連れて果敢に逃げた関根健太郎(30=神奈川)が、準決7Rを2着で突破した。

1度は後方になったが、打鐘4角からの強烈カマシで、逃げる船瀬惇平をとらえた。ぴったりマークした大矢将大にかわされたが、価値ある走り。「きつかったけど、体が反応しました。動けているし、力は出し切れている」と笑顔を見せた。

小倉入りする前日に、同県の郡司浩平がG1全日本選抜を制した。「彼とは同学年で仲もいいんです。走っている舞台は違うけど、内容では負けないように気持ちで走るだけ」。レース直後はこう話していたが、連日関根に世話になった山田義彦、大矢の埼玉勢の「遠征なんだから関根君を番手でまとまろう」という意見と一致。

東京の115期・鈴木薫の番手となった関根に、今年初優勝のチャンスが巡ってきた。