治田知也は白星発進も「不完全燃焼」師匠の加瀬加奈子追うためにも目指すは連続V/岸和田ミッド

チャレンジ予選1Rで新人の治田知也は先行できずに悔やんだが、最後は力でねじ伏せた(撮影・榎並義朗)

<岸和田競輪‥ミッドナイト競輪>◇F2◇初日◇22日

チャレンジ予選3Rで121期の新人・治田(はった)知也(24=新潟)がまくってまずは1勝を挙げた。ただし、その内容は本人も「不完全燃焼。経験不足が出てしまった」と認める走り。突っ張って逃げるつもりが、たたかれて内に詰まり、最後は脚力だけで直線伸びた。

実は治田の師匠はガールズ1期生で元トライアスロンの選手でもある加瀬加奈子(42=新潟)だ。同期の滝本幸正、小榑(こぐれ)佑弥と3人で師事するが、男子選手がガールズレーサーを師匠に持つ初めてのケースという。

「アマチュアの時から後ろに付いてくれたり、何かとお世話になりました。師匠は今でも先行しているし、憧れの選手でもあります」

加瀬は7月13日に弥彦で優勝し、ガールズ最年長記録を42歳1カ月13日と更新した。本格デビューした前回弥彦で完全優勝した治田だが、偉業を打ち立てた師匠の背中を追うためにも、連続Vを目指したいところだ。