矢部駿人は決勝進出の新人4人で唯一準決を1着突破 単騎でデビュー初優勝に挑む/佐世保ミッド

単騎の矢部駿人がデビュー初優勝を狙う(撮影・音無剛)

<佐世保競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇2日目◇13日

矢部駿人(23=岡山)がファイナル進出を決めた121期4人の中でただ1人、準決1着で勝ち上がった。

チャレンジ準決3Rは、同期の田代匠や薮下直輝と積極タイプが相手だった。「バック本数が多い人がいっぱいいる。無理やり先行せずにロングまくりか、構えて」と落ち着いたレース運び。打鐘4角からの仕掛けで、船曳義之とワンツーを決めた。

「先頭に出るのに時間がかかったが、手応えはあった。シッティングで練習しているし、準決は立ちこぎせずに座ったままで行った。こっちの方が僕は良かった」。日々修正しながら状態は上向いている。デビュー初優勝がかかる決勝は単騎となったが「同期がいるのでやりやすい」と意に介さない。坂田康季と森本桂太郎のやり合いを尻目に、虎視眈々(たんたん)と一発を狙う。