<函館競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇初日◇13日
いきなり大波乱の幕開けだ。チャレンジ予選1Rは、3連単配当が30万円弱になった。
立役者は競走得点が最も下の7番車の山田圭二(53=愛知)だ。逃げた藤原夏志、番手で何度も別線をけん制した山田哲也の後位を固め、最終4角からは両者の間を突き抜けた。2月大垣以来となる今年2勝目に「もうラインのおかげ。哲也は、早めに逃げた藤原君を残さないとアカンかったから」と謙遜し、展開勝ちを強調した。
極度の腰痛は快方に向かうが、競輪選手会愛知支部の支部長として奔走し、練習や調整に苦心する日々が続く。年頭から地元中部地区でG1全日本選抜やオールガールズクラシック、日本選手権とビッグレースが立て続けにあり、そのたびに裏方として尽力した。
「今は中部の大きい開催がひと段落して、いい練習ができるようになった。競走得点がかなり下がったからね。何とかしたい」
競走得点は代謝による引退の審査が始まる70点未満になり、現役続行へピンチ脱出への思いも原動力になっている。準決4Rも7番車とあってかなりの劣勢だが、S級経験もある巧者は存在感を示そうと奮闘している。