<奈良競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇前検日◇29日
地元の肥後公允(41=奈良)が、1年7カ月ぶりにカムバックする。
昨年4月の大垣2日目に追突落車し、大けがを負った。
「頭から落ちて右鎖骨、肩甲骨、肋骨(ろっこつ)5本を骨折。肺気胸のフルセットでした」
気持ちは9割方、選手を辞めるつもりだった。引退を意味する、選手手帳を返納する日も決めていた。だが「出す前日に、本当に後悔しないか? (手帳を)出せばもう取り返しがつかない。やれるところまで頑張ろう」と引退撤回を決意した。
「妻はびっくりしていましたが『子どもたちには格好いいところを見せてほしい』と言われて、ジーンときましたね」
復帰に向けての練習は、1カ月ほど前から開始した。「それまでは運動だけでしたが、感覚を取り戻すのは早かったですね。体に染みついているんですね」。練習に順応するのに時間はかからなかった。
「まずは集団でゴールできればと思う。ずっと競輪選手として生活させてもらい、また走れると思うと感慨深いですね。力尽きるまで頑張ります」
やりがいと走れる喜びを胸に、予選2Rで復帰戦のスタートラインに立つ。