【競輪】渡辺秀明は引退危機に立ち向かう 急逝した同級生のためにも完全燃焼誓う/静岡ミッド

渡辺秀明は最後まで妥協はしない

<静岡競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇前検日◇28日

波瀾(はらん)万丈の競輪人生を歩んできた渡辺秀明(54=神奈川)が、引退の危機に直面している。

昨年は鎖骨と肋骨(ろっこつ)7本を折る大けがに見舞われ、なかなかダメージを回復できなかった。

「やっと最近になって調子が上がってきた。前期の後半ぐらいに今の足まで戻っていれば、状況は違ったんだけどな。今期71点ぐらい取れないとクビですよ」

しかし、不屈の闘志は失っていない。昨年末にずっと渡辺を応援してくれていた同級生がヤコブ病にかかり、急逝してしまった。「仲良くしていたのに、競走で葬式にも出られなかった。彼のために、恥ずかしい走りはできない」。現役続行へのいちるの望みをかけて、完全燃焼するつもりだ。

予選7Rは北日本勢の後ろで中団をキープし、混戦になればタテ足を伸ばす。