<青森競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇前検日◇24日
前回小田原の最終日1着で有終の美を飾ったかに思われた渡辺秀明(54=神奈川)が、追加要請を受諾した。
「追加が来れば喜んで受けますよ。なんなら月末の伊東の補充も呼んでほしいぐらい(笑い)」
最後の最後まで大好きな競輪を走りたい思いは変わらない。
91年8月デビュー。S級上位で活躍した若手時代は、同県に高木隆弘、出口真浩、遠沢健二、佐々木龍也といった強いマーク屋がひしめいていた。何度も渡辺は前で発進させられた。そういう時代だった。
「みんな怖かったですよ。当時のことがあるから、今でも会うと萎縮しちゃいます(笑い)。でも、その時期に厳しくしてもらえたおかげで、ここまでやれたんだなと思えるんです」
尾崎睦、和田真久留、佐藤龍二らを育てた名伯楽としても有名。前日には弟子のラブコールを受けて、街道練習に出向いた。
「尾崎から連絡があって、『師匠行きますよ』と。山で引きずり回されてきました」
競輪の面白さと厳しさを知り尽くす35年目のベテランは、最後まで悔いのない走りを心がける。
予選1Rは、単騎で混戦を待つ。