<青森競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇2日目◇26日
準決5R、現役残留にいちるの望みをかけた宮原貴之(56=栃木)が、一か八かの勝負に出た。
勝負どころで内を突くと、先行する三浦生誠の番手に追い上げたのだ。中野良がこの位置を守り、宮原は6着に沈んだ。これで27日が最後のレースになる。
「(塚本)勝士と別でやる以上、何もしないわけにはいかないし、2着以内を狙うにはあれしかなかった」とサバサバ話した。
直前の小田原で落車。妻からは「危ないことはしないで」と送り出されたが、勝負師の魂が黙っていなかった。
「師匠(早坂福義・引退)からは『弟子の中でお前が一番頑張った』と褒めてもらえた。それがうれしかったですね」。
デビュー直後に潰瘍(かいよう)性大腸炎の大病にかかり、1年4カ月の闘病生活を送った。選手生命が危ぶまれたが、不屈の闘志で35年を駆け抜けた。