今月23日にダービーを控えて盛り上がる蒲郡ボート場に、競輪選手が大挙、現れた。13日に「サイクルタイムトライアル」と題して行われたイベントに愛知県の男女8選手が参加。固定式自転車で場内のボートファンとタイムを競い合った。現役選手が自慢の脚力を披露し、場内は大盛り上がりだった。

豊橋競輪はバンクを大改修し、27日にはG3が開幕する。そのPRブースにも多くの人だかりができた。記念に出場する下岡優季(28=愛知)は「緊張するけど、魅せるレースをして1つでもいい着を取りたい」と熱く意気込む。蒲郡駅と豊橋駅は、快速電車なら1駅。わずか11分の距離に位置する。豊橋競輪を最終レースまで楽しみ、蒲郡ナイターを“はしご”しても、十分に楽しむ時間がある。

来月17日には、常滑ボートと津ボートのコラボ企画が行われる。タレントのスギちゃんが午前は常滑、午後からは津に移動し、トークショーを行う。常滑と津は電車なら90分かかるが、高速船なら45分と、格段に利便性がアップする。遠いようで、近いボート場でもある。今後もコラボの可能性は大いにありそうだ。

東海地区公営競技場マップ
東海地区公営競技場マップ

東海地区は蒲郡ボートと豊橋競輪だけでなく、名古屋競輪、岐阜競輪、大垣競輪、浜名湖ボートも1つの路線で結ばれる。中央、地方競馬を含めれば、全国屈指の公営ギャンブル密集地だ。お互いのファンを奪い合う危険性はあるが、認知度アップなど、コラボイベントによる相乗効果は大きい。業界の垣根を越える、多彩なコラボイベントに、これからも期待したい。