鈴木圭一郎(23=浜松)が前節の浜松(普通開催)に続き、2節連続の完全Vを達成した。G2は今年6月浜松の「ウィナーズC」に続き2回目の優勝となった。

最後の最後で決着をつけた。3周回で高橋貢が先頭。後続との差を広げにかかる。その時、鈴木はまだ5番手。だが、周回を重ねるごとに差を詰めていく。2番手に上がったのは残り2周。そこからの追いが強烈。コーナーごとに車速で詰めると、8周回3~4角で内を差して先頭に立ち、前節浜松初日からの連勝を「9」に伸ばすフィニッシュを決めた。

「焦りはなかった。2番手に上がった時に、届くと思った。最後は(高橋貢が)締めてくるのは分かっていたが、立ち上がりが変わる感じだったので」と、厳しく内を突いて勝ち切った。「タイヤも滑らないし、エンジンも行っていた」。13日からの飯塚プレミアムC初日は、10連勝がかかる。「次のプレッシャーは半端ないですね」と気を引き締めた。【木村重成】