ルーキー河合佑弥(24=東京)が、1、2班戦初戦での完全優勝に王手をかけた。

準決6RはA級屈指のダッシュ型である日当泰之を強引にたたいて主導権を奪い逃げ切り勝ち。日当に「出られてしまった。情けない」と言わしめたほど。この強さは本物だ。

河合も「日当さんの行った上をたたこうと思っていました。予選は登りで仕掛けてラインで決められなかったけど下りを使って仕掛けられた」と、力勝負で勝ったことに自信を深めていた。

粒ぞろいの113期で初の1、2班完全Vが見えてきたが「3連勝は意識していません。自分が逃げ切れば、ほかの同期も『自分も』ってなると思う」。世代交代の旗頭になるべく、逃げて優勝をつかむ。