日刊スポーツ新聞社制定「第32回競輪年間三賞」が決定した。技能賞には浅井康太(34=三重)が選出された。表彰式は2月13日、東京・品川プリンスホテルで行われる。

浅井康太が技能賞を獲得した。受賞の知らせに「ありがとうございます。去年はトレーニングに対して、しっかり向き合えた1年だったと思いますね」と笑顔を見せた。

GP優勝後の序盤は不振も味わった。だが、結果的に日本選手権など4回G1決勝に進出。GP連覇こそかなわなかったが、チャンピオンユニホームを着てG3・4回V、7年ぶりのG1制覇も決めた。「トレーニングの成果を発揮できたことが、競輪祭、四日市G3、そしてグランプリの2着につながったと思う」。王者として堂々と戦い抜いた1年を、満足そうに振り返った。

19年は王座奪還の年になる。「GPの2着という結果は神様が『もうひとつ頑張れ』ってことなのかなって。GPは自分の人生の通過点。もっと上の賞があるし、それを目指して、また頑張りたい」。今年、さらに強さを増した浅井を見ることができそうだ。

◆浅井康太(あさい・こうた)1984年(昭59)6月22日、三重県四日市市生まれ。朝明高卒。競輪学校90期生として05年7月8日松阪でデビュー。11年寛仁親王牌でG1初制覇し昨年の競輪祭でG1・3冠。15、17年GP優勝。自転車競技では11年アジア選手権ケイリン金メダル。通算1063戦352勝、通算獲得賞金11億960万333円(1月10日現在)。179センチ、75キロ。血液型O。