カウントダウン連載「ROAD TO ダービー」の第3回は、今大会の舞台となる岡山県児島ボートを紹介する。瀬戸内の多島美が目前に広がり、景色の美しさを堪能できるレース場だ。今回は地元記者がおすすめするエンジン4基も一緒に紹介する。

児島は瀬戸内海に面する海水のレース場。干満差が大きいのが特徴で、満潮になると内有利とされている。ただ、ダービー開催時は潮位が低く、風が強く吹かない限り水面は穏やか。絶好のコンディションなら、センター・アウト勢の出番も増えそうだ。

過去1年間(18年11月~19年10月)の1コース1着率は56・4%。全国平均55・2%を上回る。2、4コースの1着率は平均とほぼ変わらないが、3コースは児島10・1%で、全国平均12・3%を下回った。

現在使用するエンジンは今年1月が初降ろし。9カ月経過し、相場は固まってきた。地元記者が推奨するエンジンは4基。まずは28号機(複勝率49・4%)。前回使用者の浜野孝志が優出3着。軽快なレース足が武器で、操作性も抜群だった。20号機(47・1%)は直線が売り。前回優勝の野長瀬正孝はスリット近辺の足が強く、スタートして出ていった。

15号機(42・0%)は、6月児島周年で吉田拡郎が優勝。その後も安定した動きを見せ、好バランスな仕上がりを誇る。24号機(31・6%)は中間整備で生まれ変わり、全ての足が上位。隠れエースの評価を受けている。【古村亮】

※明日は注目選手