ベテラン藤田和彦(49=神奈川)が「地元3割増」を実践する。ホームバンクの川崎では特に燃えるタイプで、「今回も気合で頑張りたい」と前検日から言葉に力が入っていた。前場所の富山で約1年半ぶりに落車したが「体は本調子ではないし自転車も駄目になったが、そんなことは言っていられない」と全く意に介していない。この日は、以前に使っていた自転車を入念に整備し直し、ローラーでじっくりと調整。予選7Rは前を遠藤勝弥が回り、3番手を南雲孝之が固める布陣に決まり「遠藤君は強いし、南雲さんは僕が新人のころからフラワーラインで活躍していた人。心強いし、気合が入る」と全身全霊の走りを誓った。