青山周平(34=伊勢崎)が10周回を逃げ切り、大会連覇、SGは通算6回目の優勝を飾った。2着に佐々木啓、3着に1番人気の鈴木圭一郎が入った。

勝因の1つはスタート。「スタートは準決と同じかそれ以上で切れました」と笑顔でレースを振り返った。「ずっと後ろからエンジン音は聞こえていました。でも最近の自分の中ではいいタイム(上がり3秒357)が出たので」とにっこり。というのも昨年のこの大会を勝った時の上がりタイムは3秒392。「もっと上がりタイムを出せるようにしないと」と昨年、語っていただけに、スピード戦にも対応できてきたことも収穫の1つといえる。

「以前は冷静さを欠いたりしたところがあった。それが、先輩方や同期に助言頂いてちょっと冷静になれてきた」とメンタル面での成長も見逃せない。「人として、選手として成長したい」さらなる進化を狙ってこれからも勝利にこだわり続ける。