2予B最強の男が負けるわけにはいかない。5Rは小川真太郎(27=徳島)がまくりで制して、準決一番乗りを決めた。昨年は2予B最後の椅子にぎりぎり滑り込んだ。今年は選考順位の差で2予Aを逃し、2予Bのトップ。同じ2予Bでも昨年は喜び、今年は悔しさを味わった。

レースは援軍不在の単騎戦。しかし、何が幸いするか分からない。打鐘前に山田英明が郡司浩平を締め込んで、郡司が落車、山田英は車体故障(失格)。「単騎だし、一番後ろでいいやと思って…。そのおかげで全部の動きが見えていました」。逃げる山田久徳の4番手を確保して「もう、まくってくる人がいないし、南(修二)さんのブロックを避けながら仕掛けました」。これで2勝目で、状態も良さそうだ。初のG1決勝を見据えて準決に臨む。