師走の大一番、SG住之江グランプリ(GP)とプレミアムG1徳山クイーンズクライマックス(QC)の出場者が出そろった。連載「ROAD TO グランプリ&クイーンズクライマックス」でGP18人、QC12人の全出場選手を紹介していく。

<桐生順平(33=埼玉)賞金5位>

今年は年始の戸田で完全V。2月関東地区選(平和島)、6月住之江周年、11月福岡周年とG1優勝3回を挙げ、6年連続6回目のGP入り。「大崩れもなく、悪くなかったと思う。(福岡Vが)大きかった。リズムを上げる意味でも賞金を上げる意味でも。セカンドから行けたのは大きい」。SG優勝はなくても、17年以来の貴重なベスト6以内での出場権をつかんだ。グランプリを初制覇した17年に次ぎ、狙うは2年ぶり頂点のみ。「1回勝ってますけど何回でも勝ちたいです」。抜群のスピード旋回で再びNO・1の座へ。

<寺田千恵(50=岡山)賞金5位>

今回で8年連続の出場。女子選手で唯一、クイーンズクライマックス皆勤賞だ。「今年の前半は調子が良かったけど、最近はプロペラが合っていないかな。でも、(レディース)チャレンジカップで全く違う形に挑戦して意外と良かった」と年末に向けて収穫はあったようだ。若い世代が台頭しつつも、ベテランの意地で負けられない。「食らい付いて粘っていくだけ。(クイーンズクライマックス)10回連続までは頑張りたい。今回で8回でしょ。あと2年は頑張りたい」。豊富な経験を生かして、冬の女王の称号をいただく。

※明日はGP&QC賞金4位