師走の大一番、SG住之江グランプリ(GP)とプレミアムG1徳山クイーンズクライマックス(QC)の出場者が出そろった。連載「ROAD TO グランプリ&クイーンズクライマックス」でGP18人、QC12人の全出場選手を紹介していく。

<石野貴之(37=大阪)賞金3位>

イメージを具現化する男が今年こそ頂点を目指す。9月大村メモリアルの優出(3着)を皮切りに、住之江G1高松宮記念で優勝。児島ダービー準優勝。そして桐生チャレンジカップでは通算7回目のSG優勝を果たして、思惑通りにトライアル2nd発進を決めた。「養成所時代から優勝できるイメージの時は優勝してました。住之江グランプリで優勝できるイメージができればいい。やるべきこと? 体調管理だけですね。もちろん優勝しか考えていません」。GPは6年連続7回目。最上の舞台で最高のパフォーマンスを見せる。

<守屋美穂(30=岡山)賞金3位>

キャリア最高の勢いで2年連続4回目の出場を決めた。「賞金額は今までで一番いいですし、勝率に優勝回数とか全部、今までで一番いい」。直近の期別勝率は女子2位の7・53、8日時点の優勝5回は女子トップタイ。今回の選出順も昨年平和島の4位を上回った。エンジン出しが的確な上に、そつないさばきや決め手の精度も底上げ。7月のG2MB大賞を制するなど充実一途だ。「今年がいい年だったと言える一節にしたい」。高校時代ウエートリフティング48キロ級で全国チャンピオンになって以来、日本の頂点を狙う。

※明日はGP&QC賞金2位