池田政和(46=川口)が上州決戦を制し、連続Vで7年ぶり通算10回目のG1優勝を飾った。

鮮やかなスタート速攻が決まった。枠なりの2番手スタートから1周3角で逃げた青山周平の内に切り込んで先頭を奪った。「クラッチを扱っていいスタートが切れた。(早川)清太郎にまくられかかったけれど、うまく内にもぐり込めた。抜くチャンスはたぶんあそこしかなかったと思う」。逃げ展開に持ち込むと追走する青山と早川に仕掛ける隙を与えず、セーフティーリードを保ち8周回を駆け抜けた。「準決で使ったタイヤが6周目に滑って1回車が横を向きそうになった。何とか最後まで持ってくれた。タイヤが1番の勝因です」。上がり3秒344の高速決着で後続を封じ込んだ。快進撃を続けるSG8冠の快速ランナーが、復活を強烈にアピールした。次走の飯塚開設記念(2月7日~)でG1連続Vを狙う。