守屋美穂(31=岡山)が鮮やかに差し切り、1月江戸川以来、通算14度目の優勝を飾った。

レースは逃げ態勢に入る池田浩美、2番差しで迫る平山智加と3艇でバック並走。守屋は2Mで先マイを決めて突き放した。2着に平山、3着には大滝明日香が入った。

優勝したが笑顔は控えめだった。「1Mで差した時にちょっとターンマークを外した。2コースにも課題があるので、反省します」と冷静に自己分析をした。びわこ水面については、「乗りにくい季節もあるけど、いいイメージがあります。今節はうねりがなくて良かった」。びわこの直近2節では優出して6、3着だったが、三度目の正直をかなえた。

次節11日からの浜名湖の後には、SGオーシャンC(鳴門、21~26日)、プレミアムG1レディースチャンピオン(多摩川、8月5~10日)が控える。「目の前の1つ1つのレースで課題を持っていきたい」と口元を引き締めた。

「無観客開催が続いたが、応援してくれていると思って走っていた。これからも感謝の気持ちを持って走りたい」とファンにメッセージを送った。