山口龍也(25=長崎)が存在感をアピールした。

予選はルーキーの犬塚貴之を突っ張り、単騎で来たのを確認して、番手に下げて差し切る頭脳プレーを披露。準決3Rは島村匠-中村翔平の地元コンビを相手に打鐘先行で押し切った。野口誠一郎とワンツーを決める100点満点のレースだった。

「匠(島村)がすんなり出させてくれたので、駆けやすかった。でも、500メートルぐらいは全力でもがいたからきつかった。ずっとお世話になってきた野口さんが番手だったので、気持ちも入りました」と、噴き出る汗をぬぐいながら満面の笑み。

決勝8Rは松岡辰泰の番手を宣言した。熊本期待のルーキーに前を託して、デビュー初優勝を目指す。