平山智加(35=香川)が猛烈なジカまくりで抜け出し、大会初優勝を飾った。

G1制覇は13年の尼崎周年、芦屋クイーンズクライマックスに続いて3度目。これで来年3月の福岡SGクラシック出場権を獲得した。2着には守屋美穂。3着には細川裕子が入った。

進入はスタート展示と同じ123・456の3対3。昼の特訓から強烈な行き足を見せていた平山は、インの守屋に相当な重圧をかけた。スリットから伸びて、迷うことなく守屋を引き波にはめると、バックは独り旅。悲願のビッグタイトルを獲得し、ピットに引き揚げるなり目頭を押さえた。

「これまで悔しいことがたくさんあって…。勝てて本当にうれしい。同期の(松本)晶恵、香川の山川美由紀さん、西村美智子さんに言葉をかけてもらって、落ち着いていけました。まだまだ課題は多いけど、こういうレースをひとつでも多くできるように頑張ります!」と喜びを表した。

2連単(2)(1)660円、3連単(2)(1)(3)1710円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください。選手の表記は出身地)