7月に本格デビューした成清龍之介(20=千葉)が、9月宇都宮に続く完全Vへリーチをかけた。予選4Rを打鐘から突っ張り先行で制し、準決4Rは上川直紀の番手にはまった後に2角まくりで快勝。連勝を5に伸ばしたが「踏み上げる時や、駆ける前の動きに反省点が多い」と表情を引き締めた。

狙いは地元初Vを決めて、次走(大宮10月2~4日)でのA級2班特昇へ足掛かりを築くこと。ルーキー5人がそろった8R番組を見て「逃げ切りが続いた山本(勝利)さんが特に強い。自分もしっかり仕掛けたい」と腕組み。宇都宮の決勝から連係が続く小林大能をガード役に好発進してV奪取だ。